羽毛にこだわり続けた65年
当社は昭和30年(1955年)小林羽毛商店として自動車の毛バタキを製造販売する羽根屋として創業をいたしました。その後、法人化して東陽産業株式会社になり、羽毛ふとんの生産を昭和56年(1981年)からスタートさせて自動車用品業界から寝具業界に参入することになりました。
以来、羽根屋から羽毛屋の目線で羽毛ふとんを創意工夫して製造販売しております。特に、当社は1998年にドイツ・ローチェ社製の羽毛洗浄ラインを設置し羽毛リフォームをスタートさせて以来、今日まで数多くの羽毛ふとんのリフォームを手掛けてまいりました。
これは羽毛屋として、羽毛ふとんについて多くの事を学び、研究するきっかけとなりました。使用後の羽毛・生地・キルティング等の変化や状態を見て知る事が出来るのです。例えば、新しい羽毛は使用すればどの様に変化するのか、その変化は羽毛の種類によって違うのか。また、ご使用方法や使用環境の違いで品質が同じでもどの様に傷みが変わるのか等々。羽毛、羽毛を包む生地、キルティング方法など多くの事が自分達で見て、手にとって、確認しながら学ぶことが出来たと思います。そして、次にお預かりしたリフォームの羽毛を出来る限り元の状態に戻すにはどうすれば良いのか、これについては日々色々な事に取り組みながら上達はしましたが、今もなお勉強中です。
また、使用されている方々の意見を聞きたい、羽毛リフォームの事を知ってもらいたい、そのために羽毛ふとんの診断もやっております。
羽毛ふとん診断とは、寝具専門店さんの店頭でお客様がお使いの羽毛ふとんを持って来ていただき、その場で生地の傷みやキルティングの不具合チェックと、中に入っている羽毛を取り出して羽毛の状態を診断し、羽毛リフォームが必要か等のアドバイスを毎年行っています。この羽毛診断を行うことによって、実際に羽毛ふとんを使用されている方々の声が聞けることは製造側の我々にとっては最高の情報源です。
当社は、この様な事業活動で得られた独自の情報を生かして、羽毛ふとんの生産者として原料仕入れから製造・メンテナンス迄の全て自社で行っています。
当社は小規模な会社ですが、自社の羽毛ふとんの一貫生産設備を活用しながら快適な羽毛ふとんを永く使用いただけるよう羽毛屋として様々な取り組みを行っています。愛情を込めて水鳥を飼育してくれる人。水鳥からいただく羽毛を大切に扱う人。丁寧に加工してくれる人。安心して使用出来るモノを届けたいと思う人。そんな人達と一緒に羽毛ふとんを作り続けたいと思っています。